ワークライフ・バリュー〜きっと見つかる自分らしい働き方

スゴくなくても、資格がなくても、何歳からでも働ける!自分らしく働き続けて人生を楽しみたい人を応援します

『「アフリカ」で生きる。──アフリカを選んだ日本人たち。』

アフリカと聞いて浮かんでくる言葉は何でしょうか?

砂漠、不便、後進国、発展途上、飢餓、不衛生……?

しかし、それだけではないアフリカがここにあります。

 
『アフリカ」で生きる。──アフリカを選んだ日本人たち。』

 

私たちの人生は短い。

生まれたからには何事かを成したい。

社会の役に立つことをしたい。

たとえそんな夢を描いて何かを始めたとしても、日本では社会貢献とビジネス、両方の車輪をよほどうまく回さなくてはかないません。

人はかすみを食べては生きられないからです。

 

しかし、本気で「社会の役に立つことをしたい」と思う人は、アフリカで暮らすことを考えるのも悪くない。

本書を読んでそんな感想を持ちました。

 

それだけ、アフリカが「アジアビジネスにおける最後のフロンティア」であり、「ブルーオーシャンがまだまだある未開拓の大陸だということです。

 

すでに様々なビジネスがあります。

 

【大豆商社】

約500名の小規模農家と大豆栽培契約を結び、種の配布から集荷・選別・加工メーカーへの卸売。

【宿泊施設・日本の家庭料理レストラン】

創業25年。ペパーミントグリーンの海を見渡す浜辺に12棟のバンガローを営む。

【持ち帰り寿司の販売】

ベトナムで起業したかったが出遅れたと感じたため、知人が駐在していたアフリカを訪れ発展前のベトナムを想起。中間富裕層向けのスーパーマーケットチェーンと提携し、現在6店舗で持ち帰り寿司を販売。

【アフリカの自然から生まれたナチュラルスキンケアブランド】

自身が癌になった事から、物質的に豊かな日本や先進国で化学物質の多用を懸念。生命の木と呼ばれる「モリンガ」のオイルやガーナのシアバターなど「本物の素材を味わう」最高の贅沢を届ける。

【モリンガの栽培・加工・販売】

デトックス効果が高く、「奇跡の木」と呼ばれるモリンガを栽培。熱帯で育ち干ばつに強く手間がいらないモリンガで現地住民の収入源を増やしたい。

【果物加工業】

ケニア産果物、マンゴー、パイナップル、ココナッツなどの加工・販売。品質・生産管理を徹底し、カイゼンと5 Sに取り組む。

児童養護施設・裁縫教室・縫製工場】

1993年ケニアで子どものためのプロジェクトを立ち上げる。「ケニア人は文明人であり基本的には日本人と同じような生活を営み子どもを保護養育している」という前提を持って社会福祉活動を行う。

【アフリカビジネス進出支援】
独立行政法人国際協力機構 JICAで青年海外協力隊としてウガンダへ。帰国後、所属する会社でアフリカ進出をしたい企業の支援を手がける。


もちろん、おいしい先行者利益だけをとりたい人にはすすめられません。

東アフリカ・ケニア初の持ち帰り寿司を販売するカイリミテッド社長薬師側恭平氏曰く

骨を埋める覚悟で臨まなければ痛い思いをするだけでしょう。

 

と。

しかし、それでもここには希望があります。

なぜなら

概ね共通するのは、

以前は、欧米・日本・中国・韓国人のみだったところに、最近では「現地の人が少しずつ増えている」という事実だからです。

退路を絶って新しい地平を望む人には、わくわくすることが山ほど起きるでしょう。

まだ手がつけられていない事業領域がいっぱいあるのです。

ビジネスにおいてチャレンジしている人が少ないということは

手垢がついていないということ。

解決すべき社会的課題も多いということは

ビジネスのチャンスがあるということ。

そして特筆すべきは、

「都市部ではある程度のマーケットがすでにある」ということ。

砂漠に住むわけではないのです。

 

最後に

「いや〜、今更起業なんていいよ。そんなにアイデアマンでもないし、画期的なアイデアなんて思い付かないもん」

という人に面白いエピソードをご紹介しましょう。

コピー機1台でもビジネスが成り立つ。

小屋の中に単にキャノンのコピー機1台と店番の女性がいるだけ。それをみんなが利用しにやってくるのです。

小さくても確かなビジネス、労働の場があることが重要なのではないかと思いました。

小さくても確かなビジネス、労働の場がある。

日本人が置き忘れたものが、たくさん見つかりそうですね。

 

 
『アフリカ」で生きる。──アフリカを選んだ日本人たち。』

 

 

 

体験は宝物。幸せなこと、楽しいこと、悲しいこと、苦しいこと、全部必要なことでした 2-3(絵本 de 手相 心理カウンセラー國本ひろみさん)

体験は宝物。幸せなこと、楽しいこと、悲しいこと、苦しいこと、全部必要なことでした 

【ワークライフスタイル・インタビュー 2-3】

■      話し手:絵本de手相心理カウンセラー 國本ひろみさん 

         http://ameblo.jp/aisunonn/

----  聞き手: 前田めぐる

         http://maedameguru.com

 

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こうしてお話を聞いていると、「こうべママ」というサークルのお仲間もずっと心の支えになってきたのではありませんか?

 

■國本:もちろんです。仕事とは別に、ほっとできるところというか。

「フリー」ってたった一人で動くようなイメージがありますが、実はたくさんの横のつながりをもつ居場所を、あっちこっちに持っています。

そんな働き方が、とても楽しいです。

 

--- フェイスブックなどで拝見しても、ほんとに楽しそうに見えますもん。

だから、独学であっても、それ以外のスキルを得意な人から学び、そこで出会った方々とまたお友達が増えてきたのですね?

 

■國本: はい。

趣味起業の基本は(社)全日本趣味起業協会の戸田充広さんから、ブログのつくり方書き方は、「パワーブロガー養成講座」の田渕隆茂さんから学びました。

カウンセリングの師は何人もいますが、その中でも川相ルミさんから学んだUMIカウンセリングは手相と相性がとてもよいです。

自分であーだこーだと迷うより、その道のプロにお金を払って学ぶ方が早いです。

 

--- ひろみさんのスピード感はそういうところですよねえ。

だから、ご長男のお話をうかがった時も、そこから抜けられないという感じがなく、「この人は大丈夫な気がする」って思いました。発想が軽やかで自由ですもんね。きっと、こっちだ、あっちだって木の枝を伸ばしながら、自分でつくってきた自分の幹がしっかりある方なんだろうって思います。

 

■國本:ありがとうございます。しかし、母としては、全然しゃべらない子どもに「さびしい、つらい」ってずっと思っていました。そこはちっとも軽やかにはなれず。

あの、大きな震災のなか生き延びて、「亡くなった方の分まで、この子をしっかり育てよう」と気合が入り過ぎたんですね。

結果的に、不登校から引きこもりになり、そのうち、どうにも動けなくなり……

それがね、実はいま、主人の実家で一人暮らしをしているんです。

--- へえ、すごい!

■去年の秋、田舎の義母が長期入院の際、その留守宅のお仏壇のお世話をするために、ちょっと2週間・・・の予定が年を越し、早や半年!

どうやら、田舎が気に入ったようで、なんと最近バイトも始めたんですよ。

 

あらためて今思えば、楽しくお芝居していたのも、幸せな結婚も出産も、悲しい震災の経験も、苦悩に満ちた子育ても、全部繋がっていて、全部今の私に必要なことでした。

 

--- 体験は宝物ですね。

■國本:本当にそうです。彼は、私にとても大きな学びを与えてくれました。感謝しかないです。

子どもを育てていると思ったら、実は私の方が育てられていたのですね。

ボランティア活動にしても、こちらから提供する何倍ものギフトを頂いていました。

今後はどうやってお返ししていこうか、私にしかできないことを最大限に生かして、この人生をフルに楽しもうと思っています。

 

--- すごい!ひろみさんのメルマガの最後にいつも「手相は未来図!明日の私は今日より素晴らしい!」って書かれているでしょう。それを本当に地で行っておられます。今日はどうもありがとうございました。

 

★ブログ 手相で見つける私の人生の歩き方

http://ameblo.jp/aisunonn/

 

★メルマガ・手相は未来図!明日の私は今日より素晴らしい!

http://www.reservestock.jp/subscribe/16662

 

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canyway.hatenablog.com

 

【ワークライフスタイル・インタビュー 3】

 

転んでもただでは起きない。困ったことも生かしていきたい 2-2(絵本 de 手相 心理カウンセラー 國本ひろみさん)

転んでもただでは起きない。困ったことも生かしていきたい 

【ワークライフスタイル・インタビュー 2-2】

■      話し手:絵本de手相心理カウンセラー 國本ひろみさん 

         http://ameblo.jp/aisunonn/

----  聞き手: 前田めぐる

         http://maedameguru.com

 

 

---  私たちの世代は、そういうことも日々の予定に入ってくる年齢ですよね。ひろみさんご自身はいかがですか?ご出身も神戸ですか?

 

■國本:私は大阪出身で、実家も大阪です。両親も健在で、ふたりとも85歳になりました。おかげ様でとても元気で、それぞれ趣味が忙しいらしく、父は写真や絵画を、母は大正琴をやっています。

また、義母も昨年大けがをして入院していましたが、今は元気にしています。

全然ボケてなくて、メールは絵文字入りで返ってきます。

 

---  親が元気でいてくれるって、本当にありがたいですね。

お子さんは何人いらっしゃいますか?

 

■國本:3人います。

これがまた、三人三様で、全然違うんです。

上から22歳、高校3年生、高校1年生。

男、男、女。

実は、長男は少し前までひきこもりでした。

中学になった時点で口数が極端に減り、高校2年からほとんど話さなくなりました。

食事も一緒にしなくって。

私も夫も、活動的で「動の人」なので、動かない長男を前に「この親からなんで?」って思っていました。

 

かと思うと、2番目の子は学校にきちっと行き、成績も優秀。

3番目の子は、10時とか好きな時間に学校に行く、自由な子。

 

---  そんなに違うんですね。

 

■國本:同じきょうだいでも、なんで、こんなに違うんだろう。特に長男については何がいけなかったんだろうと悩みました。

で、その悩みの延長線上に「手相」が出てきました。

 

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もしかしたら、ひとりひとり違う「手相」がその答えを知ってるんじゃないかって、占いがすごく好きだったわけじゃないけれど、ワラにもすがる思いだったんですね。

 

---  手相が好きでとか、手相にのめりこんでとかではなかったのですか?

 

■國本:はい。

子育ての悩みを解消したくて、たどり着きました。

今まで、いろんな人に相談したけど、学校の先生は平均的なことしか教えてくれないし、病院の先生もなんかピンとこない。ママ友には「うちの子はね」って話を持っていかれました。

私が欲しかったのは、うちの子達についての情報とその子育て方法についてだったんです。そこで、「手相」っていうのは、誰一人として同じのがないのでピンポイントで知りたいことがわかるんじゃないかと調べ始めたんです。

 

で、そうやって自分の子育てもままならないまま、ボランティア活動を熱心に続けていたんですが、そちらでも悩みがあったんですね。

人形劇の最中に、子どもたちは熱心見てくれているんですが、お母さんは後ろでおしゃべりをするのです。

気持ちはわかるけど、それでは子どもが人形劇に集中できないんじゃないかなと気になりました。

子どもと一緒に見てくれたらいいのに。

これ、なんとかできないかな……子どもを膝に乗せてお母さんたちも参加できるようなことないかな、って思いました。

 

---  そこで、手相?

 

■國本:そう。子どもの手相の話をしたら、子どもの手相見るために、お母さん達は子どもを膝に乗せて聞いてくれるんじゃないかな、と思ったんです。

で、自分で手相を勉強して、試しにやってみたんです。

理系はこんな子、文系はこんな子、なあんていうと、お母さんたちがハッとして。「ちょっと、〇〇ちゃんおいで!」と子どもを呼んで、膝に座らせました。

それを見て、やった!て思いました。

さらには、もしかして、これってお金払ってまで知りたい情報なんじゃないの?って気づき、 それが私の趣味起業が始まりになりました。

---  なるほど〜。でも、最初は独学だったんですよね?ご自分の悩みを解決できないかと独学で始めた手相が、いつしか趣味ではなく、仕事になっていくところがすごいと思います。

講座にして、他の人もそれを学べるようにと、独自の手法をつくっていかれましたね。人前で話すということも、ご結婚前に役者の勉強されたことが大きく役立っているのではありませんか?

 

■國本: そうですね。役者になりたくて学校で学び、結婚して子どもが生まれて、絵本を読み、やがて悩みが生まれて、それを解きほぐすのに手相を学んで……それが自然に私のなかでひとつになった気がします。

 

女性って、同時進行できるんですよ。家事でもそうですもんね。洗濯しながら、合間に料理したりしますよね。

そんな感じで、あ、手相と絵本をくっつけてもいいよね、と思いました。

知らない人は「絵本de手相」と聞くと「わけわからん、なんでそうなる?」と不思議な顔をするけれど、フツーに楽しく同時進行できます。

もちろん性格もあるかもしれません。転んでもただでは起きない。困ったこともどっかで生かしていきたいのです。

 

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---  手相について、以前「私はこれを使って、いろんな人と友達になりたい」とおっしゃったのが印象的でした。

 

■國本:そうなんです。親子de手相というのをしているんですが、最初は子どもさんの方からお話します。

たとえば「この子は理系だからデータや数字に基づいて教えてあげたらいいよ」っていうと「わあ!私も理系なんです」ってパッとお母さんのお顔が輝きます。

「この子の頭脳線は長めだから、じっくり考えてから動きたいタイプです。

お母さんは早くしなさいと言いたくなるかもしれませんが、ちょっと待ってあげた方が、この子のいいところを伸ばしてあげられますよ。」

そんな感じです。

 

---  うれしいですね。お母さんたちは、育児の相談をする相手ができたんですから。それも、友達みたいなひろみさんに。うれしくって、いっぱい話しをしたいでしょうね。

 

■國本:そうなんですよ。手相でお子さんのことを話していると、必ずといってもいいぐらい、お母さんはご自分のことを話されます。

「実はね、今仕事を……」とか「旦那がね……」とか別の話も相談されるようになり、カウンセリングの勉強にも力を入れました。

 

よく、子どもにイライラして怒り過ぎてしまうという方がいますが、それって

実は原因は子どもにはなく、本当の悩みは親のことや、夫婦のことだったりします。よく聞いていくと、根っこが別にあるんです。本人もあんまり気づいていませんが。

 

--- そういうのは、手相を見ながら話を聞いて、自分でいろんな人を見ながら体系立てていったわけですか?

 

■國本:そうですね。だんだんそのパターンがわかるようになりました。

 

--- すごいですね。まずは、自分の悩みがあり、それを解決したくて学んだことが、同じように悩みを持つお母さんたちに役立つスキルになったんですもんね。

私も子どもがいるので、読み聞かせはしてきましたが、これが仕事になるとは考えたこともなかったです。

ボランティアでしている人しか見たことがありませんでした。
だから、ひろみさんを見て、「すごい、これだ」って思いました。

絵本と手相と組み合わせて、「お子さんは赤ずきんちゃんですね」とタイプ分けして、占いに。さらに心理の勉強もされ絵本de手相心理カウンセラーという仕事にされた。

まさに私の本にも書いている「オリジナル」を生み出している人がここにいると感動しましたね。

 

続く

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【ワークライフスタイル・インタビュー 2-2】

1冊の絵本がみんなの心を動かしたエキサイティングな瞬間 2-1 (絵本 de 手相 心理カウンセラー 國本ひろみさん)

1冊の絵本がみんなの心を動かしたエキサイティングな瞬間!

【ワークライフスタイル・インタビュー 2-1】

■      話し手:絵本de手相心理カウンセラー 國本ひろみさん 

         http://ameblo.jp/aisunonn/

----  聞き手: 前田めぐる

         http://maedameguru.com

 

下の写真は、4月22日に大人のための「美味しい絵本セラピー」にお邪魔した時のもの。

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山口から、名古屋から、奈良から、京都から……

この日この場所に手繰り寄せられるように集まった私たちは、お腹も心も満ち満ちた、至福の時間でした。

もちろん、大人だけのためでなく、ひろみさんは子どもたちに絵本を読んだり、人形劇をしたり、手相を見たりもされています。

そして、いろんな人を応援したり、イベントを主催したりとその行動力がすごいのです。

初めて國本ひろみさんのことを知ったとき、「この方は、一体何人いらっしゃるんだろう」と思いました。

大阪かと思えば名古屋、名古屋かと思えば神戸。1週間の間に西に東にと移動され、何をしている方だろうと。

そしたら、趣味起業の戸田充広さんの本で紹介されていて、「絵本de手相心理カウンセラー」という仕事をしている方だとわかったのです。

絵本の読み聞かせだけではない、手相だけでも、心理だけでもない。ええっ、どうやって組み合わせるの?というのが正直な感想でした。

 

インタビューここから

---- (前田 以下同じ) そもそも、絵本で何かをしようと思ったのは、どんなきっかけですか?

人前に出て話をするというのは、もともとお得意だったのでしょうか?

 

■國本ひろみさん:( 以下敬称略)はい。 学生の頃、NHKの大阪放送劇団付属研究所というところでお芝居を学び、その後はタレント事務所に所属して、舞台やTV、ラジオなどの仕事をしていました。
10年活動して、結婚、子供も生まれましたが、仕事にすぐ復帰するつもりだったんです。でも阪神・淡路大震災があり、それどころではなくなりました

とにかく頑張ってこの子を育てなくちゃと、髪振り乱して毎日必死でした。

そんなある日ふとテレビをみると、同期が出演していたんですね。

もう、まぶしかったですよ。なんだか社会から取り残された感がハンパなかったです。

 

----  そんなときに、絵本と?

 

■國本:役者を続けながら子育てしている友人が、あるきっかけをくれたんです。

大阪の伊丹市にある公民館で、年に一度「いたみ子ども芸術劇場」というイベントがあって、そこで絵本を読まないか?って誘われたんですね。

二つ返事で行ってみてびっくりしました。

なにに驚いたかというと、その来場者の多さと、運営の仕方に、です。
かなり大きなイベントだったんですが、どこか素人チックで(笑)でも、みんなとても楽しそうで、次から次へと子どもがやってきます。スタッフの皆さんもキビキビと動いている。

聞くと、このイベントの運営は公民館ではなく、地元のお母さん達が行っていました。なんで?PTA?と一瞬わけがわかんなかったのですが、その人達は、震災直後に公民館が公募した「子どもたちを勇気づけよう実行委員会」に名乗りをあげた元気なワーキングマザーさん達だったんです。

 

----  ママパワー、ですね。

 

■國本:ええ、ひとりひとり個性豊かな主婦ばかりです。看護師、経理事務員、パート社員など、それだけでも忙しそうなのに、まだ小さい自分達の子どもの手を引いて、伊丹の子どもたちのために、無償で何かやりたいという熱い思いで「いたみ子ども芸術劇場」が出来上がったそうなのです。

 

立ち上がりから5年ほど経ったとき、私は加わりました。

こっちの部屋で、人形劇をやっていたり、あっちの部屋では「かしこそうなおっちゃん」と名乗る陽気なおじさんがマジックをしていたり、ステージでは楽器演奏もしていて、一芸に秀でた人達が、楽しそうに披露しているわけです。

私は、ゲリラ的に「読みまーす」といきなり言って、エントランスのところで絵本を読み始めました。そしたら、近くにいた子どもたちが、すぐに5、6人わらわらと集まって来て、ペタッて座り込んで聞いてくれました。

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1冊の絵本がそこにいるみんなの心を動かし、それはまるで、かつての舞台で感じたエキサイティングな瞬間を思い出させるものでした。

めっちゃ楽しい!そう思いました。

 

----  それが、こうべママの前身ですね。

 

■國本:そうです。おかげで勢いづいちゃいまして、子どもが通う幼稚園で、私自らが陣頭指揮をとって、人形劇を始めました。

園長先生がとても協力的で「園のなかでやったら、なんでも使っていいよ」と言って下さいました。さらには「そんなに楽しいんだったら、子どもが卒園してからもサークルとして活動してはどう?」と提案してもらい、そのための資金に助成金というものがあることも教えてもらいました。

そしてできたのが、NPOにこにこ劇場こうべママ」というお母さん達だけで作ったボランティア団体です。言い出しっぺの私は代表になりました。

 

----  運営で心がけてきたことはありますか?

 

■國本:一切、自分のお金を持ち出さないでおこう、ということです。

コピー10円だけだからいいとか、近いから交通費はいらないとかではなく、必要な実費はちゃんと支払います。

ピアノが好きな人はピアノを弾く。絵の上手な人は描いてもらう。時間と労力を子どもたちのためにボランティアとして使いますが、実費は経費からちゃんと渡しています。

 

---  なかなかできないことですね。友人どうしだと、ついうやむやになってしまったりで。そういうことをちゃんとしてきて、今に続いているわけですね。

 

■國本:そうですね。基本的に家のことを最優先しながら、もう10年続いています。

お母さん仲間で、人形劇したり、絵本の読み聞かせしたりコンサート活動したり。ボランティアって時間とお金に余裕のある人がやってると思うかもしれませんが、私たちのグループは、子育てが終わって暇だからやるのでなく、時間もお金も自分で管理できる人達が集まってやっています。
元グラフィックデザイナー、現ピアノ講師、現声楽家、元社会人吹奏楽団員、元音大卒、元幼稚園教諭、そして元役者の私。

 

----  すごいですね〜。そうそうたるメンバー!それだけ揃っていたら、もう何かやりたくてうずうずしそう。

 

■國本:神戸の公民館で「こんなんしたいです」って口頭で伝えて、それが正式行事になったりして、やっぱりここでも協力して下さる人のおかげです。

メンバーは、親の介護があって抜けることもありますね。お母さんの病院について行く人もいますし、できる範囲でみんな時間の都合をつけながら、参加しています。

 

続く

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【ワークライフスタイル・インタビュー 2-1】

 

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』が新版に!

拙著『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか』

https://goo.gl/5r2F2z

でもご紹介したこの本!

(拙著の76ページから82ページにわたり「強み」「才能」「資質」について書いていますが、そこでご紹介しています)

 

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』の新版が出ましたね。

 

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才能のモトになる5つの資質がわかります。

フリーランスで働く人にとっては、自信の裏付けにもなる力強い本です。

ぜひご一読を。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

 

 

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』が新版に!

拙著『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか』

https://goo.gl/5r2F2z

でもご紹介したこの本!

(拙著の76ページから82ページにわたり「強み」「才能」「資質」について書いていますが、そこでご紹介しています)

 

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』の新版が出ましたね。

 

才能のモトになる5つの資質がわかります。

フリーランスで働く人にとっては、自信の裏付けにもなる力強い本です。

ぜひご一読を。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

 

 

「高飛車な人」と思われずに、言いたいことをしっかり伝える方法

「ちょっとついでに、そこも直しといてよ」

「2、3案でいいから、サクッとサービスで考えてよ」

「コンペなんだけど、成功報酬で企画出せない?」

 

もしあながら、そんな風に言われたら、どうしますか?

 

「ついでと言っても、これ単独なら普通は数万円かかる修正なんだけどな」

「サクッと考えるだなんて……それなりに市場を調査して、資料も読みまくらないとできない仕事なんですけど」

「せめて、実費だけでも配慮してくれたらいいんだけれど」

 

心の中ではそう思っているのに、「仕事をいただく側だから」と、グッと言葉を飲み込んで、気が向かない仕事を無料や破格値で引き受けたりしていませんか?

 

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フリーランスは言いたいことが言えない。
そう思い込んでいる人が結構多いと感じます。

かといって、

高飛車な人と思われたくないばかりに、なかなか自分の思いを言い出せない。

最後の最後になって
「ついで仕事はやってないんです」
「お友達価格というのはないんです」
「言いにくいんですが、そのやり方は無理で……」
なんて最後に切り出してしまうと
結果的に、かえって相手の方にも迷惑がかかることになりかねませんよね。

 

だからこそ、言いにくいこと、最初に明言しておきましょう。

言いにくい? 

だったら、私が使っているフリーランスのトリセツ」を知ってください

拙著『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』

https://goo.gl/5r2F2z

に掲載しています。

読んだ人は、クスッと笑って

しかし、ちゃんとこちらの気持ちを理解してくれるので

「使ってあげてる」「頼んであげてる」という上から目線での発注はなくなります。

 

そして、お互いに優先順位の高い関係性を築くことができます。

『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』

に掲載した「フリーランスのトリセツ」はそんなトラブルを回避するためのツールです。

フリーランスのトリセツ」の増刷、あがってきました!

来週、そして5月以降お会いする皆様にお渡ししますね。

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『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』

出版記念イベントとワークショップのご案内です。

4/20 京都
https://www.facebook.com/events/1719620571663262/


5/11 広島・福山市

http://ameblo.jp/westudy-fukuyama/entry-12265201918.html


5/20 愛媛・松山市

https://www.maedameguru.com/2017/05/20/matsuyama/